彫刻技術
機械彫刻とは何ですか？彫刻機で加工できる素材は？機械彫刻・彫刻マシンについて解説します。
彫刻機とは？
彫刻機は、ドリルで材料を「くり抜く」機械加工を行うマシンです。様々な形や大きさの切削工具（彫刻用カッター）「彫刻用ドリル」で材料を削り取り、文字や記号、図形を彫るのに使われます。
ドリルは、CAD/CAMソフトウェア（Computer-Assisted Design / Computer-Assisted Manufacturing）を使って定義された機械加工のツールパスに従って加工されます。機械彫刻は精度と再現性が高い加工技術です。
彫刻機は、ほとんどすべての材料に適しています：
- 金属
- 合金
- 木
- 石材
- プラスチック 等
機械彫刻のメリットは？
彫刻機は、あらゆるアイテムの識別/トレーサビリテイ、情報、コミュニケーション、名入れ加工、高付加価値を提供できるソリューションです。最終製品や工具（打刻ツール、金型、金メッキなど）の機械彫刻にも使用できます。彫刻機のメリットは以下の通りです：
- 様々な媒体や異なる材質の部品に、長期間にわたり改ざん不可能なマーキングができます。
- 柔軟性のある技術：テキスト、図形、ロゴをマーキングするのに適しており、可変番号やデータを使用することができます。
- コントラスト技術：彫刻部分に塗料を載せて色入れしたり、二層板の表面（キャップ層）を彫刻しに2層目（コア層）の色（異なる色または同系色）を表示させることで、コントラストのある読みやすく美しい仕上げが可能です。
彫刻機を使ったアプリケーション
メンテナンス頻度の低い頑丈で生産性の高いグラボテックの彫刻機は、彫刻専門店や最終製品・部品メーカーに止まらず、高付加価値を求める職人は、堅牢性と生産性を必要とする彫刻のプロやメーカー、また、この分野の経験は浅いものの付加価値を求める職人と協力しています。
ジュエリー、メモリアルグッズ、看板・銘板、武具、サービスショップ、スポーツ・トロフィー、記念品、ハイテク製品、広告物など。適応分野は多岐にわたりますが、それぞれのニーズに適した彫刻マシンがあります。
機械彫刻は、プラスチック、金属など、複数種の材料に適しています。彫刻の設定（深さ、彫刻用カッター、速度など）は、材料の材質に適したものを選択すると、美しい彫刻結果が得られます。グラボテックの彫刻マシンは、真鍮、陽極酸化アルミ、ステンレススチール、コーティングされた金属、鋼など、金属材料に対し機械彫刻が可能です。
また、アクリル、プレキシガラス、ABSなどのプラスチックや、木材、ガラス、皮革、紙、段ボールなどの素材に消えない彫刻（マーキング）を施すことができます。
機械彫刻に対応した材料は？
| 彫刻機 | ダイヤモンド罫書き | |
|---|---|---|
| 有機物 | ||
| ガラス、人工クリスタル | ||
| 皮革 | ||
| 木材、ニスを塗った木材 | ||
| プラスチック | ||
| ABS | ||
| 発泡 | ||
| ラミネート | ||
| PA | ||
| PC | ||
| PE, PET | ||
| アクリル樹脂（PMMA） | ||
| POM - PBT | ||
| PP | ||
| 金属 | ||
| アルミニウム | ||
| 陽極酸化アルミニウム | ||
| 真鍮 | ||
| コーティング金属 | ||
| 銅 | ||
| 金、銀、ニッケル、プラチナ | ||
| ステンレススチール | ||
| スチール（鋼鉄） | ||
| カーバイド | ||
| チタン | ||
=
マーキング / エッチング
=
カット
=
彫刻
