金属彫刻・レーザー彫刻方法

マーキング後に材料の再加工や追加塗装が必要な場合、また材料が粗い場合は、深彫りが必要です。

レーザーは彫刻プロセス中に高熱を発生させ材料を蒸発させます。
これにより、表面に視覚的にも手で触れてもわかるくらいの空洞ができてしまいます。
したがって、レーザーマーキング後に加工される場合（ダイカストのサンドブラストなど）に特に深彫り彫刻がオススメです。
材料の融着、気化が高速で、パスの回数で深さの調整が可能です。塗りつぶされたフォント/図形でのみ機能します。

• ​​​​アニーリング

アニーリングは、材料を局所的に融点以下に加熱します。これにより、材料の表面に金属アニーリング色に関連した酸化物層が生成されます。また、精密な合わせが必要な場合や、材料が膨らまないようにする必要がある場合にも推奨される方法です。

熱と酸素の影響下で色が変化する金属、すなわち鋼やチタンはアニーリングができますが、アルミニウムや非鉄金属はアニーリングできません。
一般的に酸化物層は黒色ですが、他のアニーリング色を使用することもできます。
色は、加熱された層の温度に影響します。
アニーリング中は何も除去されないため、材料表面は均一に残ります。
局所的な材料の加熱によってのみ色を変化させることができます。
熱は通常、金属表面から20～30μmの深さまで浸透します。

• ブラックマーキング

ブラックマーキングは、非常にコントラストの高い、暗いマーキングを生成するマーキングプロセスです。
ブラックマーキングされた表面は、反射される光の量を減らし、その結果、どの角度からでも同じように深いつや消しの黒色に見えます。
マーキングで表面が傷つくことはありません。
ブラックマーキングは、錆びないステンレス鋼、チタン、銅、真鍮に最適です。

CNC金属彫刻機では、様々なサイズや形状の切削工具「彫刻カッター」を使って材料を削り出します。

CNCは一般的に、コントロールパネルなどの金属の形状を切り出したり、活字や金型、ソフトメタル製造などの3D形状をフライス加工するために使用されます。
この加工技術は、パーソナライゼーションやトレーサビリティ（ダイレクトパーツマーキング）など用途に関係なく、金属パーツへの文字/数字/ロゴの深彫りなどに使用されます。

当社の小型彫刻機でもアルミや真鍮などの軟質金属への繊細な切削加工/フライス加工が可能です。

空圧式マイクロインパクト式マーキング装置は、産業分野の速度要件を満たす短いサイクルタイムが求められるアプリケーションに最適です。

電磁式マイクロインパクト式マーキング装置は、より高い精度と一貫性を必要とするアプリケーションに適しており、特にDataMatrixコードのマーキングは効率的です。
電磁式マーキングマシンは、トレーサビリティと識別の要件を満たす高精度のマーキングソリューションです。

当社のマイクロインパクト式マーキングマシンは空圧式･電磁式のどちらも、経済的で、高速で、鮮明なマーキングが可能です。

クリアで力強いマーキングが得られる静音性に優れた罫書き装置は、騒音レベル制限のある作業場で使用されています： 大型金属部品（梁、レール、シャーシ、排気管など）のマーキング用 自動車、バイク、大型車などのV.I.N.ナンバー（車両識別番号）のマーキングに。

マーキング / 速度 / 深度のバランスが最適なソリューションです。
高品質なマーキングが可能です。
重工業用として開発された当社のマシンは、非常に剛性が高くメンテナンスがほとんど必要ありません。