Rubbalase™ - レーザー材料 - Gravograph

機械式・レーザー式サイン製造機を使ったサイン作り

比較表を参考にして、最適なサインメーカーを選んでください。

最適なサイン作りの方法をご存知ですか?機械彫刻とレーザー彫刻のどちらが自分に合っているのか、これは非常に難しい選択です。そこで、この2つの看板製作技術をご紹介します。このページでは、それぞれのマシンの長所と短所を紹介し、看板や方向を示す標識、標準的なIDプレート、またはシンプルなラベルなど、お客様のニーズに合った看板製造マシンを選ぶ際に有益な情報を提供します。

回転彫刻:メリットと注意すべきポイント

グラボテックの歩み : 機械式彫刻

1938年、アメリカのニューエルメス社は、複雑で壊れやすかった手動彫刻機(パンタグラフ)を改良し、彫刻の世界に革命を起こした。信頼性が高く、使いやすい手動彫刻機の誕生である。

グラボグラフ社(現在はグラボテック社に社名変更)となった同社は、1960年代にグラボプライ™彫刻材料を開発。機械式彫刻機を使ってコントラストのあるサインを製作できる二層板彫刻材料の発売で再び革新を起こした。

Gravotech - Rotary engraver

特性

機械式の看板製造機では、カッターが彫刻する面を掘り下げて溝を作ります。表面を焼いて除去するのではなく、物理的にカッターを材料の表面に当てて、削っていきます。

このようなサイン作りの手法を使っても、単層素材を使用するとコントラストのある看板を作ることはできません。しかし、看板は近くからも遠くからも視認性が高くなければならないため、グラボプライ™という二層板が開発されました。二層板を彫刻した場合、表面層を削り、下層の色を見せることで、コントラストのある視認性の高いサインが製作できるのです。

金属の場合、彫刻してできた溝にカラー剤や塗料(グラボラクやニトロラクなど)を入れ、色付きの看板作りが可能です。デスクに置くサインなどは、このように彫刻して色入れを行うことが多く、ラッカーを塗布したり酸化を加えて最終仕上げが行われます。

 

複数の対応機種:
看板作成に対応のCNCサインメーカーマシンは、様々なサイズがあります。A4サイズから最大1220 x 610 mmの材料を彫刻できるマシンを複数種展開しています。大型のISx000シリーズであれば、長さのある材料を数回に分けて彫刻することも可能です。

回転式彫刻機によるメタルプレート彫刻

メリット

CNC加工機をサインメーカーとして使用すれば、金属製・プラスチック製材料を伝統的な印象の看板に仕上げ、それはきっと真の付加価値を提供することにもなり得ます。

時に、様々な機種を展開するサインメーカー機は、幅広いアプリケーションにも対応が可能です。

  • 選択したCNCルーターのサイズに応じて、プレートを1つずつ彫刻することも、複数のプレートを同時に彫刻することもできます。
  • 大型のCNCサインメーカーは、精度が高く、サイン文字や数字のカットや、2.5D または凹版 (レリーフ彫刻) の効果的な彫刻の両方を行うことができます。
  • 回転式のサインマシンは汎用性が高く、非常に多くの種類の素材をカットすることができます。看板レーザー機でカットしたものに比べて、回転式でカットした方がよりキレイです。プレカットが可能なため、特に看板のプロに喜ばれています。
  • 調整ノーズは、材料面に凹部分がある場合、ツールの高さを自動で調整し、正確な彫刻を可能にします。
  • M20タイプのサインメーカーは、卓上型のコンパクトな彫刻機です。小さな作業スペースや店舗でサインを製作するのに最適なマシンで、単品彫刻に最適です。

彫刻機でサインを製作する際の大きな利点であり、かつ最も重要なポイントは、彫刻の過程で材料が焼かれないため、彫刻機の設置場所での空気処理を行う必要がないということです。これにより、常に目を光らせる必要なく、無人で稼働させることが可能です。

これらの機械彫刻機とカッターは、切削工具以外に必要な消耗品がないため、運用コストが比較的低く抑えられます。通常、工具は磨耗に応じて約6か月ごとに交換されることが一般的です。

バキュームノーズ

注意すべきポイント

  • 機械式の看板製作技術は、比較的騒音が大きくなることや、削りカスが発生するために吸引(自動または手動)が必要なことに注意が必要です。また、看板レーザーと比べると、多少なりとも速度が低下することも認識が必要です。
  • このような技術は、習得にも時間がかかる面もあります。刻印の深さや調整ノーズの調整は手動で行います。
  • グラボプライ™を除く単層シートを使用し、ラッカーや塗料などのカラー剤を使わずに自然なコントラストを持つ看板作りを行うことは、機械彫刻では実現不可能です。

レーザー彫刻: メリットと注意すべきポイント

グラボテックとレーザー彫刻

レーザー技術は1960年に研究チームによって開発されたものであり、比較的新しいものです。最初はハイテク産業向けに利用されていましたが、小型CO2レーザーの登場により、一般的な用途へ広がり、多様な用途が可能になりました。

現代のレーザー彫刻機は、プラスチックや発泡スチロール、ゴムなどの有機材料の加工だけでなく、切断などさまざまな魅力的な機能を提供しています。

注記: レーザー切断は高品質です。例えば、レーザー加工機を使用すると、大きな文字でも容易に切断でき、綺麗で滑らかなエッジを実現することが可能です。

レーザー彫刻材料

動作原理

レーザーサインメーカーを使用すると、彫刻材料の表面が光線によって局所的に加熱され、材料の薄い表面層が取り除かれ、永久的なマークが作成されます。金属の場合、CO2レーザーでは機械彫刻のような材料の除去は行われません。

レーザーを用いることで、グラボプライ™などの二層板や他の素材においても、鮮やかなコントラストを持つ看板作りが可能です。この場合、機械式の彫刻機による看板製作技術に比べて、彫刻は浅くなりますが、コントラストが際立ちます。深い彫刻をレーザーで行う場合は、制作にかかる時間がさらに増えることがあります。

Gravoply™ 2 - 彫刻材料 - Gravograph

アピールポイント

 

CO2レーザーは様々な材料に彫刻が可能です:

  • 有機物(木材、皮革、紙、段ボール、ゴム)
  • 鉱物(ガラス、大理石、スレート)
  • プラスチック(アクリル)
  • 陽極酸化処理済み金属

より静かで、かつより高速な看板レーザーは、柔軟な素材の加工が可能であり、そのため機械式彫刻機よりも汎用性が高く、サイン作りにおいてますます魅力的です。

プリント&カット機能を活用することで、レーザー彫刻機とUVプリンタをシームレスに連携させることが可能です。印刷が完了した後、周囲の位置ずれを気にせずにカットすることができます。

また、レーザー彫刻機の起動は非常に簡単で迅速です。レーザーは自動的に部品の厚さを検出し、それに合わせて調整を行います。最後に、当社のレーザーサインメーカーは、工具や消耗品不要で稼働します。レーザーには、抽出フィルタの交換とレンズの清掃のみが必要です。s.

LS100レーザー加工機・集塵装置

注意すべきポイント

機械式彫刻機と比較して、レーザー加工機の小型タイプは存在しません。最小の機種でも彫刻エリアは610mm x 305mmですので、小規模な店舗には向かないことがあります。この種のサイン作りマシンは、通常彫刻機の価格に比べて約1.5倍から2倍程度の範囲になります。

さらに、レーザーは彫刻する材料を加熱するため、いくつかの注意が必要です:

  • 彫刻する素材によっては、作業中に炎が発生しないように注意深く監視することが重要です。
  • 煙が出る材料を加工する場合は、集塵装置が必要です。
  • サイン作りにプラスチックをカットする際には、アクリルかPMMAを選択することをおすすめします。ABSをレーザーカットすると、断面が溶けて仕上がりが乱れる可能性があります。さらに、有毒ガスが発生する可能性もあるため、ABSの使用は避けた方が良いでしょう。

希望の仕上がりや使用材料によって、彫刻やレーザー加工のどちらかを選択してください。予算や使用条件、そしてサイン作り以外の用途についても総合的に考慮し、適切なマシンを選定することが重要です。

gra-mockup-comparative-table-signage

ご覧いただいた記事を比較表に要約しています。あなたの状況に合った最適なサイン作り方法を選択する際の参考になるでしょう。

ダウンロード

製品一覧